第18回 「フーリガン」
毎日熱戦が繰り広げられているワールドカップドイツ大会。日本の敗戦でちょっと消沈ムードが漂っているけど、まだまだ勝負は分からないよ、って思いたい。
さてまだそんなに混乱はないけど、ドイツ対ポーランド戦では逮捕者が出るなどサポーターの興奮もだんだん高まっている。そしてサッカーに付き物?なのがフーリガン。フーリガンとは簡単に言えば暴力的な行為を行うサポーターのこと。ただそう簡単なもんではなく、ここには国によって失業問題や民族、人種、宗教間の対立等の様々な問題が根底にあると言われる。
一般にフーリガンといえばイングランドのイメージがあるけど、実はオランダが発生元で、ユトレヒトスタジアムで度々サポーター同士が衝突したことから始まった。それがドイツ、イングランドなどに広まり、やがてはヨーロッパ全土にまで広がった。では何故イングランドというイメージになったかと言うと、1985年にチャンピオンズカップ、リヴァプール対ユヴェントス戦が行われ、そこでサポーター同士の衝突が起こり、多数の死傷者を出した。(ヘイゼルの悲劇)これによりイメージが定着してしまっというわけ。
今ではこの問題を解決するため、問題のあるサポーターなどは徹底的にマークされ、入国管理や入場管理などが行われているし、大きな大会や試合などでは大規模な警備が行われているなど、フーリガン対策も万全になってきた。それでもまだ試合以外のところで大騒ぎしているけどね。
最近問題なのはこういう行為を直接しなくても、こういう行為を煽るようなものが多いこと。そしてそれはサッカーに関係なく、人種差別などによるものが多い。これはヨーロッパという土地がらなのかもしれないけど、最低な行為だよね。純粋にサッカーを楽しみたい人たちにとって、迷惑極まりないものだよ。やめてほしい。
こういうフーリガンに対して、ローリガンという言葉もあるらしいよ。これは紳士的で穏やかなデンマークサポーターを言うらしい。それなら日本のサポーターだってローリガンだよね。観客はゲームをより面白くする要素なんだよね。選手達と一体になって盛り上げていくことが最高のゲームを作ることになる。熱くなるのは分かるけど、各サポーターがルールを守って応援すること、これをしていかないとサッカー自体が野蛮なものになっていってしまうよ。とにかく勝っても負けても、サッカーを楽しもう。本当のサポーターになろう。 |
|